2015年7月28日(火)午後2時から29日(水)午後3時まで、福島県福島市「ラコパふくしま」において、第64回定期大会を開催しました。大会には、代議員56名、オブザーバー13名、役員等26名の計95名が出席し、うち、1名の嘱託等組合員が代議員として出席しました。また、2013年度に確立した「全労金男女平等参画推進方針」に基づき、代議員の選出基準を見直した結果、全単組より女性代議員が選出されました。女性代議員は19名となり比率では約34%、女性参加者全体では26名となり比率では約27%でした。以下、大会の概要を報告します。
冒頭、石田中央執行委員長は、①現在の政治情勢・社会情勢、②全労金組織の統合と労働者自主福祉事業体に組織する労働組合としての役割発揮、③労働金庫事業のあり方と方向性の課題認識について触れるとともに、「本大会は、宮城県仙台市で開催した第61回定期大会以来、3年振りに東北の福島県福島市で開催する。これは、東日本大震災を過去の出来事には絶対にさせないという意志と、引き続き、復興・再生の取り組みを進める強い決意を、全労金組織全体で確認し合いたいとの想いである。東日本大震災から4年余が経過した。日常を取り戻すことが出来た人もいる一方で、まだまだ困難な状況の中、必死に頑張っている人の姿もある。労働運動の社会的責任として、被災地・被災者が真に求める復興・再生に向けて、引き続き、全労金組織全体で取り組むことを確認し合いたい。」と挨拶しました。
■大会1日目(7月28日)
大会は、議長団に幸田代議員(北陸労組)、大城代議員(沖縄労組)を選出し、進められました。
石田中央執行委員長挨拶の後、来賓として出席頂いた神津事務局長(連合)、山本副会長(中央労福協)、小俣議長(UNI日本加盟協議会)、重富中央執行委員長(労済労連)、中江理事長(労金協会)の5名より激励と連帯のご挨拶を受けました。また、多くの祝電・メッセージを代表して、全国農団労からのメッセージが紹介されました。
議事は、1月に開催した第56回中央委員会以降の諸活動報告が提案され、復興・再生の取り組みで1件発言がありました。
■大会2日目(7月29日)
議案審議では、第2号議案に対して27件、第3号議案に対して3件の発言がありました。また、全体を通して2件の発言があり、計33件の活発な発言がありました。
項目については、「震災からの復興・再生」「原発課題」「全労金組織関連」「担当者会議」「仲間をひろげる取り組み」「労済労連との連携」「協同組織との連携」「平和運動」「政治活動」「安定雇用」「人材紹介制度」「登用制度」「育児・介護関連制度」「健康管理」「退職金制度」「春季生活闘争」「ポジティブアクション」「責任投資」「経営政策」「アール・ワンシステム関連」「労働者自主福祉運動」「単年度収支の実現」「全労金会費」「全労金運動」等、多岐に亘り、2015年度運動の中で、全労金組織全体で取り組むことを確認しました。
また、第4号議案:2015年度役員改選では、別表の立候補者全員が圧倒的高率で信任され、新執行部が確立されました。
◆安保関連法案(戦争法案)の廃案に向けた特別決議を採択しました!
平和で安全に安心して暮らすことができる社会の実現に向けて、「特別決議」に至る背景と中央執行委員会の判断を示した上で、「安保関連法案(戦争法案)の廃案に向けた特別決議」を読み上げて提案し、満場一致で採択されました。
【東日本大震災の復興・再生の取り組み】