連合大阪は、高槻市社会福祉協議会が立ち上げた「災害ボランティアセンター」に各産別からのボランティアメンバーをセンターに寄せられたボランティアの派遣オーダーに応じて、現場に派遣し、要望に応じた作業を展開しました。
7月9日に参加した4名は、午前中は主に破損した屋根の雨漏りを修理するまでの間にかぶせる「ブルーシート」作成と、固定させるための「土嚢」作成を行いました。午後からは引き続き「土嚢」作成のほか、民家の片づけ作業を行いました。「ブルーシート」は両サイドに木材を固定させ、屋根にかぶせやすくする作業を、「土嚢」はブルーシートを固定させるためでもありますが、持ち運びしやすい重さにし、ほどけないよう縛る必要がありました。民家の片づけは、集合住宅に住んでいる高齢者からの要請を受け、破損した食器棚やタンスをごみ収集所まで運ぶ作業を実施しました。
7月10日に参加した4名は、ブルーシート張りの現場のお手伝いや、引き続き民家の片づけを中心とした作業を実施しました。大阪北部地震の影響で、屋根の応急措置の依頼が約300件あると聞きました。一方、対応できるボランティアの多くは、豪雨被害のあった岡山県や広島県に向かっていること、地震直後と比べてボランティア参加者も減っていることから、今後の活動に不安を感じておられ、社会福祉協議会の方からは、「連合大阪からの参加は本当に感謝している、心強い」との声を聞くことができました。
7月14日に参加した8名は、高齢者世帯を中心に助けを求めている被災者の声やニーズを拾うヒアリング活動(「負けてたまるか大作戦!」)に参加しました。参加者は、4人1組になり戸別訪問の上、困りごとやニーズのヒアリングを行い、「ピアノが動いたので元に場所に戻してほしい」、「タンスが傾いたので直してほしい」等の声を受け、その場ですぐに対応できる内容については作業を実施し、それ以外のニーズは災害ボランティアセンターへ報告を行い、翌日以降にセンターで対応していくことになりました。ボランティア参加者からは、「地震から約1ヶ月が経過したが、まだ困っていることがあると感じた」、「『聞きにきてくれてありがとう』と言っていただく方もあり、話を聴くだけでもボランティアになると感じた」等の感想が聞かれました。