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単組ボランティア活動

 

近畿労組(2024年8月・石川県輪島市・珠洲市)

近畿労組(2024年8月・石川県輪島市・珠洲市)
 
 8月9~12日にかけて、この間、単組が連携している「CODE海外災害援助市民センター(神戸市)」が主催する、「能登半島地震CODE足湯ボランティア」に、単組役員3名が参加しました。この活動は、学生ボランティアが能登半島地震の被災地を訪れ、被災者に足湯を体験してもらいながら、手に触れ、話を聞くボランティアであり、単組役員は自動車の運転等、学生のサポート役として参加しました。
 4日間の活動では、「被災を受けたお寺の片づけ」「輪島市や珠洲市の仮設住宅を訪問しての足湯ボランティア」「仮設住宅で被災者にかき氷を振る舞う」等に取り組みました。
 
 
活動写真①
 
活動写真②
 
集合写真
 
足湯①
 
足湯②
 
足湯やってます
 
能登の状況①
 
能登の状況②
 

近畿労組(2024年5月・石川県七尾市)

近畿労組(2024年5月・石川県七尾市)
 
 5月24~26日の3日間、大阪ボランティア協会からの呼びかけがあったボランティアバスツアーに、肥後橋支部組合員1名が参加しました。活動先は能登半島の中央に位置する七尾市で、深刻な被害を被った奥能登(珠洲市、能登町等)との比較では、全壊した家屋の数は少ないものの、七尾市も震度6強を記録したことや世帯数の差があることから、非常に多くの一部損壊が生じている状況でありました。そのため、奥能登同様、多くの支援・ボランティア派遣が必要な地域ですが、実際には「七尾市内でのボランティアセンターの縮小の傾向」「多くのボランティアがより被害が深刻な奥能登に入るため、七尾市を素通り」「行政の支援における優先順位の低下」等が起こっている状況でありました。
 3日間の活動では、「家の瓦を搬出・廃棄する活動」「家財の搬出と分別・廃棄作業」「ビニールハウス撤去・草刈り」等に取り組みました。廃棄作業では、災害ゴミであっても細かく分別することを自治体から求められており、分別ができていないと受け取りを拒否されるとの話を聞き、プラスチック製品に少し針金がついているものは別扱い等、一般ゴミと同レベルの分別が求められることに、驚きと理不尽さを覚えました。「被災者の方は、本当は必要なものでも、半ば自暴自棄でなんでも捨ててしまいがち」とのレクチャーを事前に受けていたことから、廃棄と言われても本当に捨ててよいかどうかしっかり確認しながら作業を進めました。
 
 
①活動写真
 
②被災地の様子
 
③活動写真
 
④活動写真
 
⑤集合写真
 
⑥集合写真
 

新潟労組(2024年1月・新潟県新潟市)

新潟労組(2024年1月・新潟県新潟市)
 
 1月1日に発生した「令和6年(2024年)能登半島地震」において、新潟県でも被害が発生し、中でも新潟市西区を中心に、揺れや地面の液状化による建物被 害が多く発生しました。そのような中、1月7日、新潟市西区社会福祉協議会が主催する災害ボランティアに橋本副執行委員長が参加しました。
 当日は、新潟市西区役所に集合した後、各グループに分かれてボランティアを求めているご自宅へ 伺うことになり、新潟市西区善久地域を担当しました。新潟市西区善久地域は、広範囲の液状化によって、土壌の隆起が激しく、家が傾いている所も多くありました。
 ボランティア作業としては、土壌隆起によって発生した土嚢処分(土や泥を纏めて袋詰めすること)を行いました。 災害支援を求めるご自宅は、年配の方だけで住んでいることが多く、20~40代といった現役世代 は、友人を呼んで一緒に行っている様子でした。現場には10時頃に到着して、12時まで適時休憩しつつひたすら土嚢処分を行い、1時間休憩の後、14時頃まで土嚢処分を行い、帰宅となりました。
 実際に作業をしていると、支援を行うご自宅の方からとても感謝されることもあり、完全に綺麗になるまで延々に続けたい思いに駆られます。しかし、ボランティア活動においては、怪我をすることが無いように、ゆっくりと無理をしない範囲の作業を求められます。二次被害は被災地の迷惑にもなりますので、極力避けなくてはいけないからです。 ボランティア活動へ1人で参加するのは初めての体験だったので、不安を抱えていましたが、「ボランティアを求めている人たちを少しでも支援したい」という思いで参加者が一致団結していること から、グループ内で声を掛け合いながらスムーズに取り組むことが出来ました。 ボランティア活動というと「善良市民の集合体」と思われる方もいるかもしれませんが、「自分が困った時、誰かから助けて欲しい。だから、自分が助けられる時に誰かを支援しておきたい」というのが率直な気持ちです。
 
 ※ 被災地現場の写真は被災された人々の心情を慮り、撮影していません。
 

近畿労組(2023年8月・京都)

近畿労組(2023年8月・京都)
 
 2023年8月15日、台風7号が近畿地方を縦断しました。大雨・強風の影響で河川の氾濫や土砂崩れによる被害が発生し、近畿地方北部を中心に社会福祉協議会によるボランティアセンター(VC)が設置されました。
 単組の対応としては、京都府綾部市災害ボランティアセンターへ物資支援(土のう袋、経口補水液等の熱中症対策、バケツ、塵取り等)のうえ、8月27日(日)に単組役員2名・京都支部役員1名、8月30日(水)に京都支部役員1名・分会組合員2名がVCに入り、泥の掻き出し作業等を実施しました。
 
 
 
 
 
8月27日①
 
8月27日②
 
8月27日③
 
8月27日④
 
8月30日①
 
8月30日②
 
8月30日③
 
8月30日④
 
8月30日⑤
 
8月30日⑥
 
8月30日⑦
 
8月30日⑧
 
8月30日⑨
 

近畿労組(2023年6月・和歌山)

近畿労組(2023年6月・和歌山)
 
 
 2023年6月2日、和歌山県内を中心に大雨(線状降水帯)が発生し、河川の氾濫により家屋の床上浸水等の被害をもたらしました。
 本被害を受け、6月10日、海南市災害ボランティアセンター(和歌山県海南市)のボランティア活動に和歌山支部役員3名(1名は単組兼務の支部執行委員長)が参加しました。
 海南市では、4つの河川が氾濫し、広範囲に甚大な被害が発生していました。当日は、県内外から192名のボランティアが集まりました。
 活動内容は、床上浸水の被害を受けた住宅の泥出し・清掃等でした。大雨から1週間が経過していましたが、床下一面に粘土状の泥があり、床やカーペットはまだ濡れている状態で、壁や家財はひどく汚れており、想像していたより被害が大きかったです。作業を依頼された方は、高齢で一人暮らしをしており、一人で片付けることは困難な状況でした。前日までに他のボランティアが入っていたようでしたが、作業は完了しておらず、家財の搬出、床下の泥出し、床や壁等の拭き掃除を実施しました。
 平日はボランティアに参加できる方も少なく、被害が広範囲であることから、復旧が進んでいないことが窺えました。
 

九州労組(2020年7~8月・熊本・大分)

九州労組(2020年7~8月・熊本・大分)
 
 
 2020年7月に発生した豪雨により、九州地方をはじめ全国各地で甚大な被害をもたらしました。
 九州労組では、各地で開催される連合・社会福祉協議会が主催するボランティア活動に参画において、新型コロナウイルス感染症の感染防止拡大のため、県内在住者に制限されている状況から、各支部が主体となって活動を展開することとし、この間、熊本・大分支部で災害ボランティアへ参加しました(熊本支部:社会福祉協議会主催①7月29日・②8月8日・③8月22日・④8月29日、大分支部:連合大分主催①7月25日)。
 活動内容は、新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から、検温・マスク着用のうえ、被災された個人宅や民宿等において、浸水箇所の清掃作業や被災財の撤去等を行いました。
 発災直後の活動は、水分を含んだ泥の掃き出しが中心でしたが、後半は泥の掃き出し後の床下や家財の清掃作業が多くなり、地域全体で徐々に復旧が進んでいることを実感しました。一方で、県内在住者の参加に限られていることもあり、徐々にボランティア参加者も減少している状況です。「平成28年熊本地震」の発生時と同様に、高齢者等のいわゆる「社会的弱者」の方々が取り残される可能性があるため、今後も関係団体と連携し、ボランティアニーズの把握と継続した支援が必要です。
 

長野労組(2019年10月~12月・長野県長野市)

長野労組(2019年10月~12月・長野県長野市)
 
 
 2019年10月12~13日にかけて台風19号がもたらした自然災害により長野県内の各地で甚大な被害が発生しました。
 長野労組では、このような状況を受け、独自のボランティア支援活動を実施しました。
 具体的には、長野市災害ボランティアセンターが運営する「長野市北部地区」へのボランティア活動に4回参加しました(第1弾10月20日、第2弾11月2日、第3弾11月16日、第4弾12月21日)。主には泥のかき出し作業や廃棄物の運搬、家屋内外の清掃活動を実施しました。
 災害発生直後の現地は水害の影響から泥水や廃棄物の山と化し、元あった風景とは様変わりしており言葉も出ない状況でしたが、第4弾まで進む中で少しずつではありますが復旧の兆しが見え始めてきました。
 現在もボランティア支援に対するニーズは引き続きあるものの、新型コロナウイルスの影響で活動が充分に進んでいない現状があります。長野労組としても引き続き直接・間接を問わず復旧支援に向けた取り組みを継続していきます。最後に全国各地より駆けつけていただいた多くの単組役員の皆さん、ご支援・ご協力誠にありがとうございました。
 
 

中央労組(2019年11月30日・神奈川県相模原市)

中央労組(2019年11月30日・神奈川県相模原市)
 
 
 2019年11月30日(土)、連合神奈川相模原地域連合「台風19号相模原災害復旧支援活動」に、中間組織役員2名で参加しました。自分達以外にも連合構成組織から約20名が参加し、津久井地区(青根地域)で、被災した家屋の内外にあるゴミ撤去等を行いました。今なお残る悲惨な被害状況を目の当たりにして、引き続き復興に向けた取組の必要性を感じました。また地域の方から食事の支給があり、ボランティア活動を通して、地域の方々との関わりを深めることもできました。
 
 

中央労組(2019年10月20日・栃木県足利市、佐野市)

中央労組(2019年10月20日・栃木県足利市、佐野市)
 
 
 2019年10月20日(日)、連合栃木わたらせ地域協議会「台風19号災害ボランティア」に、中間組織役員4名が参加しました。
 当日は、足利市・佐野市災害ボランティアセンターに分かれて活動を行い、主な活動内容として、 床上浸水のお宅に訪問し、リビングの家具移動と掃除・片付け、庭先の泥出し、漂流物の片付け、デッキ清掃などを行いました。
 台風の被害がまだまだ残っており、洪水や床上浸水の脅威を肌身で感じました。発災から1週間以上経った今でも泥出しの土のうは増え続け、周りには手付かずのままの場所もありました。想像以上の状況にショックを受けましたが、現場を見たことで知り得ることができました。同じグループの参加者は、ほぼすべて市外からの参加者で、支援の輪を強く感じられました。
 
 

中央労組(2019年10月21日・千葉県鋸南町)

中央労組(2019年10月21日・千葉県鋸南町)
 
 
 2019年10月21日(月)、労組執行部3名と組合員2名で千葉県鋸南町社会福祉協議会の開設するボランティアセンターで活動を行いました。
 マッチングより私たちのグループは、他に参加されているボランティアの方2名と一緒に支援地へ移動しました。道中はビニールシートで覆ってある民家や屋根の上に乗って作業していらっしゃる方々がたくさん確認できました。
 具体的作業は、トマト農家のビニールハウスにて、破れたビニールをリサイクル材として廃棄するため、泥や雨水を落とした後に規格に合わせて畳む作業を行いました。活動した場所は、数回ボランティア活動が行われていると聞いていましたが、ビニールの数は多く、また、泥や水浸しになったものは重く、複数人で作業を行いましたが、想像以上に時間が掛かりました。最終的には当日の作業時間では、終わらず継続案件となりました。
 依頼者の方は専業農家で、今回の台風被害で2月まで無収入となるため、その間をどう乗り切るか、非常に心配だとお話しされていました。
 台風15号から既に1ヵ月が経過しましたが、まだまだブルーシートに覆われた家が数多くあり、ボランティアセンターに収集されてくる瓦礫などもまだまだ多く、被害の大きさを改めて感じ、実際に現地へ行かないとわからないことが多くありました。ボランティアセンターは閉所が決まりましたが、被災地ではまだまだ「人の力」が必要であり、継続した支援を検討する必要であると感じました。
 
 

中央労組(2019年12月6~7日・福島県いわき市)

中央労組(2019年12月6~7日・福島県いわき市)
 
 
 2019年12月6日(金)~7日(土)、連合東京ボランティアサポートセンターが主催した福島県いわき市のボランティア活動に単組から執行委員1名が参加しました。活動には各構成組織から総勢28名が参加しました。
 6日(金)の夜に東京を出発、いわき市で宿泊後、7日(土)から活動を開始しました。具体的な活動は個人宅を訪問し、家の前の道路・所有の畑の泥かきを行いました。あわせて災害ゴミ集積場等現地の状況も視察しました。復興に向けて前進はしているが、いまだ完全な復興まではまだ半ばであることを実感しました。
 感想として、災害復興のボランティアに初めて参加し、発災から2か月弱経っているにも関わらず、泥かき等、むしろ人の手でやらないといけない細かい作業がまだまだあることを実感しました。ボランティア作業で訪問した家の床上浸水の被害も見て、当日はどこまで水が上がったのか等、被災の被害の大きさを改めて実感しました。直接被災された人から聞いた話や、まだ多くの被災宅でボランティア団体が活動を行われていることを目の当たりにして、まだまだ復興が道半ばであることも感じました。個人ではなかなかボランティアに参加しづらいので、今後もこのような機会があれば自ら積極的に参加し、更には経験者として周知する活動もしていきたいと感じました。
 

近畿労組(2019年10月27~29日・長野市)

近畿労組(2019年10月27~29日・長野市)
 
 
「台風19号災害被災地支援ボランティア活動報告」
 
 2019年10月12日から13日にかけて日本列島を縦断した台風19号は、関東甲信越・東北を中心に記録的な大雨をもたらし、河川の氾濫や堤防の決壊が多数発生する等、広範囲に甚大な被害を与えました。
 労組は、台風19号による被災地を支援するために、物資支援として、長野市・福島県・宮城県丸森町・岩手県の社会福祉協議会と宮城県丸森町役場の5ヵ所に合計1,000枚の土嚢袋を届けるとともに、人的支援として、10月27日から29日の3日間、京都市災害ボランティアセンターの呼びかけに応じて、小寺執行委員長と富田書記次長の2名を長野市北部に派遣することを決定しました。
 活動場所の長野市穂保地区と津野地区は、千曲川の堤防が決壊し、広範囲で住宅等に濁流が流れ込んだことから、壊滅的な被害を受けた地域でした。浸水被害からの2週間で、住民・ボランティア・自治体等の懸命な復旧作業より、使えなくなった家具等は運び出され、家屋に流れ込んだ泥は一定程度かき出された状況でした。
 活動内容は、長野市社会福祉協議会のマッチングに基づく、納屋に入り込んだ泥や庭に堆積した泥をかき出して、道路沿いや畑の一角に運び出す作業でした。台風以降も雨の日が複数あり、粘土質で水を含んだ泥が約20センチ堆積していたため、想像以上の重労働になり、雨の中での作業もありましたが、被災された方々に寄り添いながら、元の生活を取り戻すためのお手伝いをさせていただき、次のボランティアに引き継ぐことができました。
 今回活動した長野市に加えて、福島県いわき市や宮城県丸森町、岩手県等の東北地方ではボランティアが不足しており、特に平日は圧倒的に足りていない状況です。それらの被災地域では、例年11月下旬には初雪が降ることから、復旧支援と同時に冬対策も必要になってきます。 
 労組は、被災者や被災地に寄り添いながらの支援を継続していきますので、組合員一人ひとりができる時に、できることから、支援活動に取り組んでいきましょう。
 
 
 
 

新潟労組(2019年10月20日・長野市)

新潟労組(2019年10月20日・長野市)
 
 
 「台風19号災害ボランティア活動報告(長野市)」
 2019年10月12日に上陸した台風19号は、関東甲信越・東北地方を中心に記録的な大雨をもたらし、河川の氾濫、堤防決壊等により多くの死者・行方不明者を出しました。
 
 10月20日(日)、長野県社会福祉協議会によるボランティアに、新潟労組より谷内田書記長、吉田書記次長が参加しました。また、長野労組からも16名の組合員が参加されていました。ボランティア作業当日は8時10分に長野駅東口に集合し、長野労組・大澤委員長からの激励の挨拶の後、徒歩で長野市北部ボランティアセンターに向かいました。
 私たちはそこから穂保・津野地区のボランティアセンターにバスで向かい、到着後は、長野県社会福祉協議会のスタッフの方から指示を受け、5人1グループを作りました。そこからは渡された住宅地図をもとに津野地区の民家まで歩いて向かいましたが、国道沿いの歩道は泥まみれになっていました。また、飲食店は机等が駐車場に出されており営業できておらず、堤防からかなり離れている日常的な生活圏にまで本当に浸水していたのだということを実感しました。
 私たちのグループがその民家に着くと、既に家の方が作業を始めているところでした。挨拶後、家の中に入った泥を掻き出す作業と家財の運び出しをお手伝いすることになりましたが、家の中は泥水に浸かっており、特に風呂や洗面所、トイレは足首まで浸かるような状態でした。押し入れに入っている布団は水を吸って重く、運び出すのにかなり時間がかかりました。
 昼食休憩時に、「下水が復旧したからトイレで水を流しても大丈夫」というアナウンスがあり、まだライフラインの復旧すらままならない状況ということが分かりました。休憩後も作業をしていると、家の方から「よければ写真を撮って、新潟の人にもこの現状を伝えてください」と声をかけていただきました。ボランティアに行く時の注意事項として「壊れた民家や住民の写真を撮ってSNS等にアップすることは、その方々を傷つけることになります」と言われていたことから、写真を撮るのを避けていたのですが、自分たちが労働組合の役員をしていること、組合員にも共有をさせてほしいことを伝え、何枚か写真を撮らせていただくことにしました。
 
 私たちは1日だけの災害ボランティアでしたが、被災された方はもちろん、ボランティアの方々の復旧作業はこれからもまだまだ続きます。失ったものを戻すことはできませんが、前を向くための準備を進めることはできます。新潟では他県ほど大きな被害はありませんでしたが、いつ「当事者」になるかわかりません。だからこそ「困ったときはお互い様」の精神で常に助け合うという気持ちが大切だと学ぶことができました。
 
 
 
 
出発前の集合写真(長野駅前)
 
長野市北部ボランティアセンター
 
お手伝いをした民家
 

九州労組(2019年1月11~12日・岡山県倉敷市)

九州労組(2019年1月11~12日・岡山県倉敷市)
 
 
 2019年1月11~12日、岡山県倉敷市にて、倉敷地区「第2次災害復興ボランティア」を開催し、福岡支部2名(筑紫・久留米分会)、長崎支部1名(島原分会)、熊本支部2名(熊本・熊本駅前分会)、単組1名(専従役員)の計7名が参加しました。
 1月11日は、倉敷地区災害ボランティアセンターにて、マッチングが実施され、九州労組からの参加者は2グループに分かれました。両グループ共に土砂等で浸水した家屋の清掃・片付けを基本に、1つのグループは、家屋の土壁を剥がす活動に従事しました。
 また、もう1つのグループは、家屋の再建に向けた準備として、家屋に残った粉塵の片付けに従事しました。
 1月12日は、前日と同様に、倉敷地区災害ボランティアセンターにて、マッチングが実施されました。主には、九州労組からの参加者6名と他参加者1名の計7名で、浸水した部分の土壁を剥がした際に出た土や砂等を土嚢袋に詰めて搬出する作業に従事しました。
 

九州労組(2018年12月7~8日・岡山県倉敷市)

九州労組(2018年12月7~8日・岡山県倉敷市)
 
   ※左端は共に参加した方
 
 
 2018年12月7~8日、岡山県倉敷市にて、倉敷地区「災害復興ボランティア」を開催し、本部支部より2名(融資・営業推進分会)、宮崎支部より1名(高鍋分会)、単組より1名(専従書記次長)の計4名が参加しました。
 12月7日は、新幹線にて博多駅から新倉敷駅へ、新倉敷駅前からシャトルバスにより倉敷市災害ボランティアセンター(以下、災害VC)に向かいました。災害VCに向かう車中では、被災家屋等の状況を確認することができ、改めて、「平成30年(2018年)7月豪雨」の被害の大きさを実感しました。
 災害VC到着後、マッチングにより、他の参加者1名を加えた計5名で被災者宅に向かいました。被災者宅では、豪雨発生時、2階の膝上まで水が上がってきており、被災者の所有する3軒の持ち家すべてに大きな被害を被っていました。3軒の内、1軒はリフォーム済み、1軒は取り壊し予定であり、残りの1軒に息子夫婦が暮らす予定ということで、既に、床板・内壁・天井板がすべて撤去されており、骨組みのみの状況となっていました。具体的な作業として、ブラシ等による、柱・梁等のカビ・泥の除去作業に従事しました。豪雨発生後5ヵ月が経過していますが、泥水につかっていたこともあり、柱等の汚れとともに、場所によってはカビが多く発生していました。災害VCのスタッフによると、こういったカビや汚れを除去しておかないと、住宅再建後の健康被害に繋がるということでありましたが、細かい作業となるため、どうしても人手を要するとのことでした。
 
 12月8日は、マッチングにより他の参加者6名を加えた計10名で被災者宅に向かいました。被災者宅では、7日同様に、床板・内壁・天井板がすべて撤去されており、骨組みのみの状況となっていました。まず、床下に堆積した様々なゴミ(※木くず・石等)を取り除く作業に従事した後に、柱・梁等の清掃作業に従事しました。
 2軒共に、今回の作業までに複数回のボランティアの方たちが作業しており、本作業をもって完了となりました。今後は、消毒液の散布等による滅菌処理を施した上で、リフォームが実施されるとのことでした。
 災害VCによると、現在、毎週水曜日は災害VCを閉所したうえで、スタッフが各地域を訪問し、ボランティアニーズの確認を進めており、いまだに、ボランティアの力を借りることができる事実を把握していない被災者も多く存在することから、今後も一定にボランティアニーズは継続することが示されています。
 九州労組として、微力ではありますが、今後も継続的な復旧・復興の取り組みを検討・実施していくことで、労働組合の根本的な考えである「思いやり」「助け合い」の精神を発揮し、被災者・被災地に寄り添った取り組みを展開していく考えです。また、直近では、「平成30年(2018年)7月豪雨」以外にも、「台風21号(2018年)」や「北海道胆振東部地震」等が発生しており、各地域で多くの方が被災されています。労働組合として、多くの方への支援が必要なことは十分に認識したうえで、全労金組織のネットワークを活かし、「被災地の近隣単組が積極的な支援・取り組みを実施する」ことが、自然災害からの復旧・復興に向けた全労金組織としての継続的な取り組みに繋がると考えています。
 今後も、共に頑張りましょう!
 

四国労組(2018年8月2日・愛媛県宇和島市)

四国労組(2018年8月2日・愛媛県宇和島市)
 
 連合徳島より、8月2日に愛媛県宇和島市吉田町での「災害復旧ボランティア第2陣」の派遣要請を受け、四国労組徳島北分会より4名の組合員が参加しました。連合徳島のボランティア参加者14名が2班に分かれ、軒下に流れ込んだ汚泥をかき集め、土嚢袋に詰めて所定の収集所まで一輪車で運ぶ作業や、家屋内と庭の清掃作業をしました。今後も四国労組としては、引き続き、被災地の1日でも早い復旧・復興をめざし「災害復旧ボランティア」に取り組んでいきます。
 

四国労組(2018年7月21日・愛媛県宇和島市)

四国労組(2018年7月21日・愛媛県宇和島市)
 
 7月21日、連合愛媛八西支部から「災害ボランティア」の募集があり、四国労組八幡浜分会より2名の組合員が参加しました。「平成30年(2018年)7月豪雨」により被災した愛媛県宇和島市吉田町にてボランティア活動を行いました。他労組の方々を含めた計8名が1グループとなり、一人暮らしのお年寄りのお宅の庭・排水路の瓦礫、土砂の撤去、家屋内の清掃、生活用水の運搬等の作業を行いました。担当させていただいたお宅はボランティア申請後から2週間程度もかかっての作業ということを聞き、ボランティアが不足している現状が見えてきました。8月2日をもって連合愛媛の災害ボランティアは一旦終了しましたが、宇和島市吉田町ではまだまだ災害ボランティアを要請しなければならない状態が続いています。今回のボランティア体験をもとに他の組合員へ被災地の現状や今後四国労組の組合員としてできる活動の発信と協力要請を行っていきます。
 
 

近畿労組(2018年7月14日・京都府宮津市・綾部市、兵庫県丹波市)

近畿労組(2018年7月14日・京都府宮津市・綾部市、兵庫県丹波市)
 
 7月14日「平成30年(2018年)7月豪雨」被災地での土砂清掃や家財の片づけ等のボランティア活動に参加しました。「平成30年(2018年)7月豪雨」では、近畿各地で被害が発生しましたが、特に被害の大きかった京都府北部・兵庫県北部の被災地の災害ボランティアセンターの活動に17名(京都支部8名、滋賀支部3名、大阪支部1名、奈良支部1名、兵庫支部4名)の組合員が参加しました。
 当日は各地で35℃を超える猛暑日となる中、被災家屋に流れ込んだ土砂の撤去を中心とした活動を行い、作業が終わる頃には元通りにすることができ、被災者の皆さんからも感謝の言葉をいただきました。参加した組合員からは、「微力ながら被災者の役に立てたと思う」、「参加して良い経験になった」、「無茶苦茶しんどかったが、達成感がある」等の感想が聞かれました。
 

近畿労組(2018年7月9~10日、14日・大阪府高槻市)

近畿労組(2018年7月9~10日、14日・大阪府高槻市)
 
 連合大阪より、6月18日に発生した大阪府北部地震へのボランティア派遣要請を受け、7月9~10日に合計8名が参加しました。また、高槻市災害ボランティアセンターの要請により、月14日に8名の組合員が被災地での戸別訪問ヒアリングのボランティア活動に参加しました。
 

 連合大阪は、高槻市社会福祉協議会が立ち上げた「災害ボランティアセンター」に各産別からのボランティアメンバーをセンターに寄せられたボランティアの派遣オーダーに応じて、現場に派遣し、要望に応じた作業を展開しました。

 7月9日に参加した4名は、午前中は主に破損した屋根の雨漏りを修理するまでの間にかぶせる「ブルーシート」作成と、固定させるための「土嚢」作成を行いました。午後からは引き続き「土嚢」作成のほか、民家の片づけ作業を行いました。「ブルーシート」は両サイドに木材を固定させ、屋根にかぶせやすくする作業を、「土嚢」はブルーシートを固定させるためでもありますが、持ち運びしやすい重さにし、ほどけないよう縛る必要がありました。民家の片づけは、集合住宅に住んでいる高齢者からの要請を受け、破損した食器棚やタンスをごみ収集所まで運ぶ作業を実施しました。

 7月10日に参加した4名は、ブルーシート張りの現場のお手伝いや、引き続き民家の片づけを中心とした作業を実施しました。大阪北部地震の影響で、屋根の応急措置の依頼が約300件あると聞きました。一方、対応できるボランティアの多くは、豪雨被害のあった岡山県や広島県に向かっていること、地震直後と比べてボランティア参加者も減っていることから、今後の活動に不安を感じておられ、社会福祉協議会の方からは、「連合大阪からの参加は本当に感謝している、心強い」との声を聞くことができました。

 

 7月14日に参加した8名は、高齢者世帯を中心に助けを求めている被災者の声やニーズを拾うヒアリング活動(「負けてたまるか大作戦!」)に参加しました。参加者は、4人1組になり戸別訪問の上、困りごとやニーズのヒアリングを行い、「ピアノが動いたので元に場所に戻してほしい」、「タンスが傾いたので直してほしい」等の声を受け、その場ですぐに対応できる内容については作業を実施し、それ以外のニーズは災害ボランティアセンターへ報告を行い、翌日以降にセンターで対応していくことになりました。ボランティア参加者からは、「地震から約1ヶ月が経過したが、まだ困っていることがあると感じた」、「『聞きにきてくれてありがとう』と言っていただく方もあり、話を聴くだけでもボランティアになると感じた」等の感想が聞かれました。

 

 

九州労組(2017年10月28日・熊本県大津町)

九州労組(2017年10月28日・熊本県大津町)
 
10月28日、熊本県大津町にて、平成28年熊本地震「第12次災害復興ボランティア」を実施し、九州労組執行部より大島副執行委員長・穴井執行委員、長崎支部より城下支部書記次長・本多組合員・淺井組合員・奥組合員、宮崎支部より田中支部長・伊集院支部書記長・清水支部書記次長・大山組合員の計10名が参加しました。当日は、他の個人参加も含め総勢26名の参加となり、ボランティア活動にあたってのオリエンテーションを受けた後、4班に分かれ、解体後のブロック塀や不要となった家具・被災財等の分別・運搬、家屋内の清掃等、被災者のニーズに応じて作業しました。なお、今後は、災害廃棄物の搬入を受け入れていた大津町のすべての仮置き場について、2017年10月末で閉鎖されることが決定したため、11月以降のボランティア活動における被災財等の整理分別に関して、検討していくことが示されました。
九州労組としては、引き続き、ボランティアニーズがある限り、被災地の復旧・復興をめざし、単組全体で取り組みを進めていく考えです。
 

九州労組(2017年8月19日・熊本県大津町)

九州労組(2017年8月19日・熊本県大津町)
 
8月19日、熊本県大津町にて、熊本地震「第11次災害復興ボランティア」を実施し、九州労組執行部より友成副委員長・長谷川書記長・池上執行委員・長瀬執行委員、本部支部より前村副支部長・森青年幹事、福岡支部より飯野支部長、熊本支部より穴井青年委員会議長・中村組合員・境組合員、の計10名が参加しました。
当日は、他の団体や個人参加の方を含め24名の参加があり、大津町ボランティアセンターによるオリエンテーション後、3班に分かれてボランティア要請があった個人宅へ移動しました。その後、解体前の被災家屋から被災材(ゴミではありません!)の持ち出しや仕分け等の作業に従事しました。
今次の取り組みについて、単組として予定していたものではありませんでしたが、大津町ボランティアセンターからの強い要請や、九州のボランティア事情(九州北部豪雨に対するボランティアに注力している実態)等に鑑み、急遽呼びかけを実施し取り組みを展開しました。
大津町ボランティアセンターからは、取り組みに対する感謝の言葉をいただくとともに、今後の予定として、10月までは被災家屋から被災材の持ち出しや転居作業が続き、11月以降は転居作業を主としてボランティアニーズがあることを伝えられました。
九州労組としては、引き続き、被災地の一日でも早い復旧・復興をめざし、すべての組合員の参画の下、「災害復興ボランティア」に取り組んでいく考えです。
 

北陸労組(5月20~21日・宮城県気仙沼市、岩手県陸前高田市)

北陸労組(5月20~21日・宮城県気仙沼市、岩手県陸前高田市)
 
5月19~22日にかけて、東日本大震災の被災地域へのボランティア活動を行うため、北陸労組を代表して、中村俊貴さん、田倉裕大さんの組合員2名が参加しました。北陸労組独自の企画であるボランティアは、2012年度に開催して以来2回目で、大規模火災が発生した宮城県気仙沼市や、大津波により町が流され、多くの犠牲者を出した岩手県陸前高田市での活動となりました。活動日は、5月20日と21日の2日間となり、主に以下の活動を実施しました。
 
<5月20日(気仙沼市)>
 防潮堤建設のための重機通過用仮設道路建設にあたり、ホタテやカキの養殖業をされている水産会社のテントが妨げとなって工事が始まらないとのことで、テントの解体作業と荷物の運搬作業を行いました。ここでは、工事業者も手一杯で、自分たちでテントを解体する必要があり、中には道具などが大量に入っていたため、搬出に多くの時間を要しましたが、無事に解体は終了しました。
 
<5月21日(陸前高田市)>
 高田松原7万本の松林再生のため、植樹に使用する防風柵の作成と、植樹用松苗の剪定作業を行いました。材料である竹を切り揃え、竹の板を編みこみ、手作業で防風柵を一つずつ作成していきました。
 また、陸前高田市では、盛土が行われ、その上に新たな建物が点々と存在している光景が見られましたが、まだ盛土上に建てられた建物の数は少なく、復興はまだ始まったばかりであると感じられました。
 

四国労組(2017年5月27日・熊本県大津町)

四国労組(2017年5月27日・熊本県大津町)
 
5月27日、熊本県大津町熊本地震「第6次災害復興ボランティア」に九州労金労組とともに参加しました。四国からは2名の組合員に加え、管理職協議会からも2名が参加しました。熊本県大津町にて活動を行い、主な内容は、被災した家屋を取り壊し、新たな住居を建て直すことから、被災した家屋の家財等を別途保管場所に運ぶ作業等を行いました。
 
<ボランティア活動に参加して>
 
ボランティアの内容は瓦礫の片づけ・支援物資の仕分け等様々で、私たちが行ったのは、アパートから一軒家への引越しの手伝いでした。引越しの作業では、古い物・壊れている物も多くありました。「これは捨てていいものですか?」という聞き方ではなく、その方からすれば大切な思い入れのある品物かもしれないので、「これはどうしましょう?残しておきますか?」と被災者の気持ちを考えるようにと助言をいただきました。熊本の街中や私たちが今回ボランティアを行った場所では震災の影響は感じることができませんでしたが、到る所に立ち入り禁止区間や通行止めとなっている道路が見受けられ、まだまだ復興まで先が長い場所も多くあることを聞きました。今後も引き続き組合員が協力して復興に取り組んでいくべきだと感じました。
熊本地震から1年が経ち、ニュースや新聞では熊本震災の状況を見たりすることは少なくなってきましたが、東日本大震災と同じで、復興するためには、まだまだ多くの力が必要だと感じました。今回参加させていただいたことで貴重な経験となりました。ありがとうございました。
信定 良(香川県支部 瀬戸大橋分会)
 
被災材を見らんで人ば見る、おったちが何とかしたかは人たい』
この言葉は、今回参加した熊本のボランティアセンターの掲げているテーマです。
私たちがテレビや新聞のニュースでしか知ることのできなかった震災のその後を、目の当たりにした数日間でした。
参加前は、被災地でのボランティアといえば、地震により倒壊した建物や瓦礫の片付け等、大掛かりな作業をするものだと想像していました。しかし実際には、ボランティアセンターでは避難所の掃除や支援物資の仕分け等様々な支援・援助活動に取り組んでいるのだそうです。今回私は引っ越しのお手伝いをさせていただきました。
作業中にボランティアセンターのスタッフの方から「これは捨ててもいいですか?」という聞き方について助言をいただきました。「捨ててもいいものに見えたとしても、その方からしたら大事なものかもしれないので」スタッフの方の言葉に身の引き締まる思いがしました。参加者の中には、鹿児島から毎回参加されている方、私たちと同様に初めて参加した方、と様々です。現地で求められていることは、経験や体力ではありません。誰もが、決して他人事でもありません。今回参加して、このことを強く感じることができました。ボランティアと一口にいっても、色々な作業があるということ、年齢や性別に関係なく、自分達が被災された方々のために、できる範囲のことから始める。それが大切なことだと強く感じました。
上田 慎太郎(香川県支部 本部分会)
 

九州労組(2017年1月28日、3月11日・熊本県大津町)

九州労組(2017年1月28日、3月11日・熊本県大津町)
 
○ 熊本地震「第4次災害復興ボランティア」
 1月28日、熊本県大津町において、熊本地震「第4次災害復興ボランティア」として、福岡支部・長崎支部の組合員各4名と、単組からは、大島書記次長・長瀬執行委員が参加しました。ボランティア活動に参加するにあたり、オリエンテーションを行った後、ボランティア要請のあった依頼先へグループ毎に移動し、個人宅の家屋内・倉庫内の仕分けや、引っ越しが必要な方の引っ越し先への荷物の搬入作業を行いました。
 
○ 熊本地震「第6次災害復興ボランティア」
 3月11日、熊本県大津町において、熊本地震「第6次災害復興ボランティア」として、宮崎支部・鹿児島支部の組合員各4名と、単組からは、安田副委員長・南部執行委員が参加しました。なお、2月25日に実施された第5次災害復興ボランティアについては、九州労組の臨時大会を予定していたため、参加を見送っています。
 当日は、九州労組10名に加え、個人20名の合計30名の参加となりました。ボランティア活動にあたってのオリエンテーションとあわせて、益城町ボランティアセンターは4月末での閉鎖が決定したこと、大津町ボランティアセンターは来年度まで活動を行っていくことの報告がありました。
 その後、ボランティア要請があった個人宅へ移動し、家屋内の被災財の仕分けや片付けの作業を行いました。 
 
 
第4次ボランティア参加者
 
第6次ボランティア参加者
 

近畿労組(2016年11月23日・鳥取県倉吉市)

近畿労組(2016年11月23日・鳥取県倉吉市)
 
 2016年10月21日に鳥取県中部地震が発生し、鳥取県を中心に震度6弱の大きな揺れが襲いました。一部損壊を含めると約13,000棟もの住宅が被害に遭いました。なかでも大きな被害を受けた倉吉市周辺を支援するため、2016年11月23日に近畿労組から富田、大八木執行委員と赤田支部執行委員(奈良支部)の3名が、倉吉市災害ボランティアセンターの活動に参加してきました。
 
<活動内容>
 倉吉市災害ボランティアセンターに到着すると、雨天にもかかわらず、団体参加(基本10名以上)を含め、多くのボランティア参加者が集結していました。受付後に、依頼主からのオーダーと参加者ごとに可能な作業内容のマッチングが行われ、私たちには、個人宅での瓦礫撤去作業が割り当てられました。その後、作業に必要な資材や道具を軽トラックに積み込み、依頼主の自宅へ移動しました。
 具体的な依頼内容は、地震によってブロック塀が隣地へ倒れそうになり、不安定な状態であったため、解体したうえで撤去をしていくというものでした。解体については前日までに行われていましたが、撤去ができてない状況でした。当日は、瓦礫等の集積場が休業日でしたので、壊したブロックを依頼主の敷地内で一ヵ所にまとめていく作業を行いました。
 作業後にボランティアセンターに戻り、その日の依頼内容には全て対応済であったことから、ボランティアセンター主催のブルーシート張りに関する講習を受け、当日の活動を終えました。
 
<ボランティア活動に参加して>
 倉吉市内では地震から一ヶ月が経っていてもいまだに屋根にブルーシートが張られ、地面も修復されていない箇所が多く見られました。これから雪が積もる季節に入るため市民の方も不安に感じているそうです。そのような中で私たち以外にも学生や、市内・県内・県外から多くの団体がボランティアに参加されていました。
 私たちがおこなったのは個人宅でのコンクリートブロックの撤去作業と、屋根のブルーシート張りに関する講習の受講でした。作業を通じて、被災者が何を求めているかを見極めることが大切だと感じました。こちらの一方的な支援ではなく、被災者の方とコミュニケーションをはかって必要な事を行う。そうした双方向のやりとりが重要だと思いました。また、ブルーシート張り講習を受けて、専門性を養うことの必要性を感じました。
 自助・共助・公助といわれますが、自助をそこなわず、手厚い共助、そして行政からの支援で一刻も早く復興していってほしいと思います。今後もこうしたボランティアの取り組み機会には積極的に参加していきたいと思います。
赤田博幸(奈良支部執行委員)
 
<現地の状況と災害ボランティア活動>
 災害ボランティアセンターに倉吉市の現状について訊ねると、屋根瓦が落ちてしまったため、応急処置としてブルーシートで屋根を覆う作業をしているが、高所作業ということもあり作業ができるボランティアの方が限定されるため、全体の半分程度しか作業が進んでいない状況とのことでした。
 今回、ボランティアに参加して感じたことは、倉吉市の地元の方々の力強さと、自分たちで街を守っていこうとする自主防災に対する意識の高さ・姿勢でした。市民と地域の繋がりが暮らしを守っていくことをあらためて感じ、人と人との繋がりや地域コミュニティに所属することの重要性を再認識しました。今後も私たちがそれぞれの立場でできることを考え、支援を続けていきたいと思います。
 

九州労組(2016年11月19日、12月17日・熊本県大津町)

九州労組(2016年11月19日、12月17日・熊本県大津町)
 
○ 熊本地震「第2次災害復興ボランティア」
 11月19日、熊本県大津町において、熊本地震「第2次災害復興ボランティア」として、九州労組執行部より2名、本部支部4名、熊本支部4名の計10名が参加しました。
 当日は、九州労組10名の他、個人7名の合計17名の参加となり、ボランティア活動にあたってのオリエンテーション終了後、ボランティア要請があった旅館兼個人宅へ移動し、解体前の家屋内の整理や片付けの作業を行いました。
 
○ 熊本地震「第3次災害復興ボランティア」
 12月17日、熊本県大津町にて、熊本地震「第3次災害復興ボランティア」として、九州労組執行部1名、熊本支部5名、大分支部4名、鹿児島支部4名の計14名が参加し、第1次・第2次と同様、大津町ボランティアセンターの活動に参画しました。
 当日は、九州労組14名に加え、個人5名の合計19名の参加となり、ボランティア活動にあたってのオリエンテーションを行った後、ボランティア要請があった旅館、及び、個人宅へ移動し、解体前の家屋内の被災財の仕分けや片付け作業を行いました。
 第3次の活動は、第2次から引き続きの物件での活動となりました。九州労組からは、当初、10名の参加を伝えていましたが、作業量を勘案し、大津町ボランティアセンターより15名の要請を受けたため、緊急に熊本支部に参加要請し、最終的に14名で参加しました。大津町ボランティアセンターとの対応状況からは、九州労組の取り組みが浸透していると感じています。今後も、熊本県内の他地域でも要請があれば応えられるよう、九州労組として最大限の取り組みを進めていく考えです。
 

九州労組(2016年10月29日・熊本県大津町)

九州労組(2016年10月29日・熊本県大津町)
 
 
 10月29日、熊本県大津町において、第1次災害復興ボランティアとして、九州労組執行部より長谷川書記長、大島書記次長、太田書記次長、池上執行委員がボランティアに参画しました。当初は、南阿蘇ボランティアセンターでの活動を予定していましたが、10月29日のボランティア要請が無く、事前受付が可能であった大津町ボランティアセンターでの活動に参画しました。
 当日は、午前9時30分にボランティアセンターが設置されている大津町社会福祉協議会へ集合し、ボランティア活動にあたってのオリエンテーションを受けました。なお、九州労組4名の他、1団体3名と個人7名の合計14名が参加しています。オリエンテーション終了後、ボランティア要請があった個人宅へ移動し、活動を開始しました。九州労組は他の参加者と共に被災した家屋より家財道具の搬出作業を行い、午前の作業を終了しました。午後からは、別の個人宅へ移動し、家屋より家財道具の搬出作業と不要となった家財道具を収集場所へ持ち込む作業を行いました。
 熊本地震発生から6ヵ月が経過しましたが、被災した家屋の改修工事等はまだ多くの時間が必要であり、特に高齢者世帯や一人暮らし世帯については、家財道具等の整理も十分に進んでいない状況にあることを今回のボランティア活動で感じました。また、今回の災害復興ボランティアを通して被災地の現状を伝え、被災地に寄り添った支援活動の継続が必要であると改めて認識しました。
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