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2018ヒロシマ平和行動開催報告

 

全労金・労済労連2018ヒロシマ平和行動を開催!

全労金・労済労連2018ヒロシマ平和行動を開催!
 
【初日(8月4日)】
 2018年8月4日から6日にかけて、全労金・労済労連2018ヒロシマ平和行動を開催し、全労金から69名(男性45名・女性24名)、労済労連から30名(男性20名・女性10名)の合計99名(男性65名・女性34名)が参加しました。
 内容は、①ビデオ学習、②被爆体験講話、③オリエンテーション、④平和学習(ピースウォーク)、⑤グループ討議、⑥連合2017平和ヒロシマ集会、⑦広島市平和記念式典、⑧災害からの復興・再生に向けた取り組み報告、⑨まとめ、でした。
 ①「にんげんをかえせ」「『ヒロシマ』被爆者からの伝言」を視聴し、原爆被害の実相、及び、被爆者からの伝言を通じた平和の尊さについて学習しました。
 ②広島県原爆被害者団体協議会所属の高品健二氏より、自身が8歳の時に経験した被爆体験について、講話をいただきました。高品氏は被爆時の経験について、「爆心地から2.5キロの自宅近くで、友達と遊んでいるところで被爆し、ガラスで負傷した他、両耳を傷めることとなった。一緒に遊んでいた友達は3日後に亡くなり、母親も治療を受けることができずに一週間後に亡くなった。父親はすでに戦地で亡くなっていたことから、叔父を頼って学校に通った。被爆直後の広島は、多くの死者に溢れ、死臭の漂う街に変わってしまったことを今でも憶えている」と語られました。そのうえで、「戦争で被害に遭うのは、軍人ではなく市民であり、いかなる理由があろうとも戦争は起こしてはいけない。話し合いによる解決をめざさなければならない」と訴えられました。
 
【2日目(8月5日)】
 ④平和記念公園にて、各単組で作成した折鶴を献納した後、平和記念資料館の見学とピースウォークを実施しました。ピースウォークでは、ⅰ原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑、ⅱ韓国人原爆犠牲者慰霊塔、ⅲ原爆供養塔、ⅳ平和の鐘、ⅴ相生橋、ⅵ原爆ドーム、ⅶ原民喜詩碑、ⅷ爆心地(島外科)、ⅸ動員学生慰霊塔、ⅹ元安橋、ⅹⅰレストハウス、ⅹⅱ原爆の子の像、ⅹⅲ平和の灯、ⅹⅳ原爆死没者慰霊碑、ⅹⅴ峠三吉詩碑、ⅹⅵ全損保の碑、ⅹⅶ被爆したアオギリ、について、実行委員から説明を受けながら見学しました。
 ⑤ⅰ「ビデオ学習や被爆体験講話を通じて感じたこと」、ⅱ「ピースウォークを終えて感じたこと」、ⅲ「次の世代につなげるための私たちの役割」、についてグループ討議を実施しました。発表では、「伝えることの大切さを実感するとともに、自らの言葉で伝え続ける必要性を感じた」「ビデオ学習で『核は人がつくったもの、人がなくすことができないことはない』という言葉が印象的だった」「慰霊碑がたくさんあることに驚くとともに、特に韓国の慰霊碑を見て、韓国からの強制連行してきた経過もあることを知り、平和について考え続けていくことの大切さを実感した」「被爆者の生の声を聴くことができる最後の世代としての役割や義務があると感じた」等の報告がありました。
 ⑥全体で 2,000名が出席しました。神津会長から主催者挨拶を受け、広島県、広島市、国際労働組合総連合(ITUC)マクブール・サハーン法制局長から連帯挨拶を受けました。その後、広島県原爆被害者団体協議会所属の箕牧智之(みまきとしゆき)氏から被爆体験が語られ、広島市立大学広島平和研究所准教授の福井康人氏から NPT再検討会議に向けた準備委員会の検討状況等について報告を受けました。また、第20代・第21代高校生平和大使の活動報告、連合長崎によるピースメッセージ・ピースフラッグリレー、平和アピールの採択を実施し、全体で「原爆を許すまじ」を合唱して閉会しました。
 
【3日目(8月6日)】
 ⑦平和行動参加者全員で「広島市平和記念式典」に参加しました。
 ⑧小糠中国労組書記次長(全労金中央執行委員)から「『平成30年(2018年)7月豪雨』に関する状況報告」、労済労連から「宮城県名取市における労済労連ボランティア報告」、小島全労済労組中央執行委員から「災害からの復興・再生に向けた取り組み報告」、勝田中国労組青年委員会事務局長から「全労金『災害からの復興・再生集会』参加報告」がありました。
 ⑨影井中国労組副委員長(実行委員会事務局長)から、本集会のまとめとして、参加者全員の今後の平和に関する行動への期待を述べて終了しました。
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