講演の中で、柴口氏より報告のあった浪江中学校での総合学習等について紹介します。
以下の文章は、「福島県教育新聞」の中で、「福島からの発信・活動等支援基金」支援による教育実践として報告されていたものです。
「ぼくたちの力で浪江町を発信」
~二本松の針道校舎から浪江町に思いを寄せて~ (浪江中学校3年)
浪江中学校では、双葉郡全体で取り組んでいる「ふるさと創造学」に関連させて、「ふるさと浪江」を大テーマにして、総合学習を進めています。
今年度の3学年では、今年度限りで休校になることから、自分たちが二本松の針道校舎で学んだ足跡を残したいということになりました。そこで、「浪江町のよさ」を「絵」に描いて、それを役場に展示してもらい、町民や県内外の方に見てもらうということになりました。それに加えて、ARの技術を使って、自分たちが作成した「説明」のスライド動画も見ることができるようにしました。
※ AR:「拡張現実感(Augmented Reality)」の略。カメラで撮影した現実の映像に文字や画像などの情報を重ねて表示するもの。
当初は、15の「浪江町のよさ」を発信する予定でしたが、時間的なこともあり「大聖寺」「カモメ」「コスモス」「浪江駅」「サンプラザ」「請戸川リバーライン」「請戸漁港」「大堀相馬焼」までしかできませんでした。完成しなかった「サケ」「日山」「十日市」「安波祭」「津島三匹獅子」「まち・なみ・まるしぇ」「なみえ焼きそば」については、できれば今年度開校した「なみえ創成」に引き継いでいければと思っています。作成した絵は浪江町役場にすでに展示してもらっています。絵をもとにして作成したポストカードは、今後県内外に配付する予定です。
この活動を進めるには、IT会社との契約、ポストカードの印刷代等、それなりの経費が必要でした。その費用については、公益財団法人日本教育公務員弘済会と福島県教職員組合による「福島からの発信・活動等支援基金」を活用させていただきました。ありがとうございました。
※右下のQRコードをスマホかタブレットで読み取るか、検索をし、「COCOAR2」というアプリをダウンロードをしてインストールしてください。起動し、メッセージにしたがって、それぞれの絵をスキャンすると、その絵について説明するスライド動画を見ることができます。