1946年11月3日に日本国憲法が公布され74回目となるこの日、国会議事堂前で、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催による国会前大行動が開催されました。国会議事堂周辺には3,000名(主催者発表)が参加しました。
主催者を代表して、高田健氏(総がかり行動実行委員会共同代表)からは、「この8年近く憲法を敵視し、戦争のできる国づくりを進めてきた安倍政権は倒れた。立憲野党と市民の共闘で、戦争法案を反対して安倍政権を倒した。この運動が果たした改憲阻止は『憲法改正ができなかった断腸の思い』と言わしめた。菅首相は、安倍政権の推進役であったが、学術会議の人事介入や敵基地攻撃等、安倍政権以上の醜い政治を進めようとしている。私たちは更なる共闘で自公政権を打倒して、立憲野党の政権を樹立しよう」と訴えました。
次に、政党(到着順)から、福島瑞穂氏(社民党)、高良鉄実氏(沖縄の風)、岸まきこ氏(立憲民主党)、山下芳生氏(日本共産党)が激励と連帯の挨拶や、改憲阻止に向けた決意を述べました。
その後、連帯スピーチでは、格差問題について瀬戸大作氏(反貧困ネットワーク事務局長)、民族差別問題について朝鮮大学校生、憲法問題について清水雅彦氏(日本体育大学教授)、医療問題について伊藤真美氏(花の谷クリニック院長)、教育問題について佐野通夫氏(日本純心大学客員教授)が連帯の挨拶を行いました。
最後に、藤本泰成氏(総がかり行動実行委員会共同代表)より、「憲法の理念に守られ権利が保障される格差のない社会、貧困のない、差別のない社会、多文化、他民族共生、誰にも恥じることない社会をつくるために、本日発言された皆さんから明るい未来を感じた。憲法の理念の実現をめざし、恥じない社会をつくろう。私たちは、そのことでつながり合っていることを確認しよう。総がかり行動実行委員会は様々な場面で協力、共闘して頑張っていく」と訴え、終了しました。