連合は、2016年4月27日、中央執行委員会を持ち回りで開催し、ボランティア派遣を組織決定するとともに、構成組織・地方連合会に対し、緊急カンパとあわせて、ボランティア派遣への協力が要請されています。
なお、被災地支援ボランティア活動の実施の要旨は、以下の通りです。
1.基本的な考え方
- 派遣の3原則:「現地(受入れ被災地方連合会)に負担をかけない」「現地の指示に従う」「安全確保」
- 対象:地震により甚大な被害を受け未だ多くの方が避難する熊本県
- 派遣期間:当面2ヶ月(状況に鑑み延長の要否を検討)
- 活動の連携先:社会福祉協議会などによるボランティアセンター
- ベースキャンプ:熊本県山鹿市鹿本町来民35「恵の里」(50 名収容)に設置(熊本県最北に位置し、余震も少なく安全面でも適しています)
- 当面の活動:ボランティアセンターの運営支援、物資仕分けが中心(現地のニーズに対応すべく安全に十分配慮しつつ柔軟に対応します。
2.構成組織・地方連合会への要請事項
- 当面2ヶ月間のボランティア派遣を行う。
- 第1陣(5/4~5/7)、第2陣(5/8~5/14)は連合熊本を中心に九州・中国ブロックなど近隣地方連合会への対応を要請し、構成組織へは第3 陣(5/15~5/21)より、各クール2名程度の派遣を要請する。
- 第1陣、第2陣の活動は、連合熊本より県内構成組織にも呼びかけし、各構成組織の地方組織・単組の参加を要請する。
- 第3陣以降のボランティアは構成組織を主体とするが、地方連合会にはベースキャンプの運営を要請する。
また、連合は、2016年5月9日に「連合・構成組織ボランティア担当者会議」を開催し、「熊本県を中心とする九州地震」の対応として、第3陣以降のボランティアへの派遣を各構成組織に要請しました。
これを受け、全労金は、5月10日に緊急の四役会議、並びに、持ち回りの中央執行委員会を経て、全日程参加することを基本に対応することを確認しました。
まずは、第3陣(5月15日~21日)に全労金専従役員(奥井・蒲原書記次長)を派遣し、現地の情報を収集したうえで、活動を展開していきます。