第68回定期大会開催報告
2019年7月30~31日 第68回定期大会を開催!
2019年7月30~31日 第68回定期大会を開催!
2019年7月30日(火)13時から31日(水)15時30分まで、東京都内「連合会館」において、第68回定期大会を開催しました。
大会には、全14単組から代議員56名(男性36名・女性20名)、オブザーバー28名(男性23名・女性5名)、執行部も含めて全体で109名(男性76名・女性33名)が参加しました。うち6名(昨年(4名)比2名増加)の嘱託等組合員が代議員として出席しました。また、全単組から代議員の女性参画が実現し、参画比率は35.7%(昨年(34.5%)比1.2%増加)でした。
議案は、第1号議案「2018年度決算報告、及び、会計監査報告」、第2号議案「2019年度運動方針(案)」、第3号議案「規約・規程の改正(案)」、第4号議案「2019年度予算(案)」、第5号議案「2019年度役員改選(案)」を提案しました。また、第 108回ILO総会で「仕事における暴力とハラスメントの禁止条約」が採択されたことを踏まえ、「あらゆるハラスメントの根絶に向けた特別決議」を提起し、大会参加者の拍手で採択しました。
加えて、大会初日には、昨年に引き続き、子どもの貧困の解消と児童労働の撲滅をめざして「レッドカードアクション」を参加者全体で取り組みました。
大会会場には、「全労金広島ボランティア」「各単組のボランティア活動」「福島応援セット」「第3回復興・再生集会」の写真展示と「UNIブース」を設置しました。
【大会1日目(7月30日)】
議長団には、工藤代議員(東北労組)・岡本代議員(中国労組)を選出し、議事を進めました。なお、全労金定期大会では初めて、女性2名の大会議長により議事が進められました。
大会冒頭、末留中央執行委員長は、①政治情勢、②労働者自主福祉事業団体に組織する労働組合としての役割発揮と組織風土改革について、③直近で発生した自然災害、災害からの復興・再生について、の3点について挨拶しました。その後、来賓として出席いただいた連合事務局長・相原康伸氏、中央労福協事務局長・花井圭子氏、UNI日本加盟協議会事務局長・小川陽子氏、労金協会理事長・中江公人氏の4名より激励と連帯の挨拶を受けました。
議事は、第66回中央委員会(2019年3月)以降の諸活動報告(全国代表者会議、全国書記長会議、等の組織内活動の他、中央労使による協議会・委員会の協議経過、連合・中央労福協・UNI等の上部共闘活動、協同組合運動として労済労連及び協同組織産別・単組との定期協議、健保組合・年金基金の諸会議等)の概要を報告しました。
また、自然災害に関わる取り組みとして「全労金広島ボランティア」「連帯カンパ」「災害からの復興・再生集会」等を中心に、1年間の活動を報告しました。加えて、「全労金2019春季生活闘争のまとめ」等を報告し、全体で確認しました。
その後、第1号議案「2018年度決算報告、並びに、会計監査報告」、第2号議案「2019年度運動方針(案)」、第3号議案「規程・規約の改正」、第4号議案「2019年度予算(案)」を提案し、さらに、連合本部で奮闘されている石田特別中央執行委員より、活動報告を受けました。
また、1日目の議事の終了後、子どもの貧困の解消と児童労働の撲滅をめざして「レッドカードアクション」を参加者全体で取り組みました。
【大会2日目(7月31日)】
議事再開前に、来賓として労済労連中央執行委員長・田尾寛樹氏より挨拶を受けました。
その後の議案審議では、47件の活発な発言がありました。項目については、「春季生活闘争」「災害からの復興再生」「自然災害に関わる取り組み」「労働組合の行動計画」「男女平等参画」「仲間をひろげる取り組み」「組合員教育」「労済労連との連携強化」「平和運動」「政治活動」「障がい者雇用」「ハラスメントの根絶」「同一労働同一賃金」「中央労使課題」「組織風土改革」「労働者自主福祉運動」「経営政策活動の強化」「システムに関する技術革新」等の多岐にわたり、代議員の活発な発言と答弁により、2019年度運動方針を補強しました。
採決では、全議案が全会一致で承認されました。また、第5号議案「2019年度役員改選」では、立候補者全員が満票で信任され、2019年度執行部体制を確立しました。加えて、第108回ILO総会で、「仕事における暴力とハラスメントの禁止条約」が採択されたことを踏まえ、「あらゆるハラスメントの根絶に向けたと特別決議」を提起し、参加者全体の拍手で採択しました。最後に、参加者全体で「全労金の歌」を合唱した後、末留中央執行委員長による「団結ガンバロー」で第68回定期大会を終了しました。
【自然災害・社会貢献に関する取り組み】
本定期大会では、「自然災害に関する取り組み」「児童労働撲滅・子どもの虐待防止に向けた取り組み」を行いました。
<自然災害に関する取り組み><児童労働撲滅・子どもの虐待防止に向けた取り組み>
◎ ①南相馬ファクトリー(福島県南相馬市)に結集する「自立研修所・えんどう豆」で作成されている「ギフトセット」、②売上代金の10%が被災地の支援に使われる「100%熊本百貨店」で販売している「黒糖ドーナツ棒」「熊本揚げもちおかき」「ピーナッツボン」、③子どもの虐待防止サポート商品である「今治ハンカチタオル」、を120セット斡旋し、定期大会開会前に完売しました。
◎ また、初日の交流会では、福島県の野菜を使用した料理と、福島県産の日本酒・熊本県産の焼酎を提供しました。
◎ 加えて、「全労金広島ボランティア」「各単組のボランティア活動」「福島応援セット梱包作業(2018年2月)」、「第3回災害からの復興・再生集会(2019年3月)」の写真を展示しました。
◎ さらに、熊本地震からの復興・再生に向けて作成したDVD(「熊本地震直後の状況」「九州労金・九州労金労組労使による激励訪問」「沖縄平和行動での取り組み」「全労金被災支部・分会激励訪問」「連合ボランティア」等の取り組み)を、大会開会前と休憩時間に放映しました。
◎児童労働撲滅に向けて、「児童労働NO!レッドカードアクション」を参加者全体で取り組みました。
これらの取り組みを通じて、被災地の現状やこの間の取り組みを改めて認識・共有することとあわせて、震災を風化させることなく、継続した取り組みを展開することを確認しました。
大会の様子
大会の様子
レッドカードアクションの取り組み
田中中央執行委員