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第36回沖縄平和行動開催報告

第36回全労金・労済労連沖縄平和行動を開催!

第36回全労金・労済労連沖縄平和行動を開催!
【1日日(5月17日)】
 沖縄県那覇市において、全労金が64名、労済労連が21名、沖縄労組と全労済労組沖縄分会の実行委員会が17名、合計102名が参加して開催しました。内容は、①前段集会、②5.15平和行進、③5.15平和とくらしを守る県民大会、④糸数壕見学、⑤ひめゆりの塔・ひめゆり平和祈念資料館見学、⑥総括集会、でした。
 
①前段集会
 那覇ぶんかテンブス館にて、沖縄平和行動の前段集会が開催されました。沖縄平和行動実行委員長である三谷全労済労組沖縄分会長、産別役員から全労金奥井副委員長、労済労連椎木副書記長の挨拶を受けたのち、沖縄労組青年部の山内部長より基調提起を受けました。
 「戦争体験講話」では、沖縄県観光ボランティアガイド友の会の玉木利枝子氏より「10歳の女の子が体験した戦争の悲惨さと沖縄の地上戦、今を生きる人たちに伝えたいこと」と題し、講演を受けました。講演では、ご自身が10歳の時に経験した沖縄地上戦の悲惨な体験談が語られ、「戦争は日本にどれ程の悲しみと悔いを残したことか、知らなければ何も始まらない、しっかり学んで、いつの時代でも、いかなる状況下でも命を大切に、生きてさえいれば何でもできる。戦場は人間の尊厳、努力など何も通用しない、無力である。小さな子どもからも食料を奪う、遺書を残して少年が戦場に送り出される。かつてそのような状況があった。二度とあのような状況にならないための行動をしてほしい」と訴えられました。
 続いて、緑ヶ丘保育園延長の神谷武宏氏より「なんでおそらからおちてくるの?~緑ヶ丘保育園・米軍ヘリ落下物事故を受けて~」と題し、講演を受けました。講演では、2017年12月7日に、緑ヶ丘保育園で起きた米軍ヘリからの落下物事故の状況を伝えながら、「沖縄県ではこれまでも墜落事故や落下物による事故が発生しており、飛行ルート上に学校施設が入らないよう繰り返し、県や国に訴える行動をしてきた。保護者はただ、沖縄県以外の子どもたちと同様に安心して学校に通ってほしい、その思いだけである。タイトルにつけた『なんでおそらからおちてくるの?』は実際に保育園の園児から質問されて答えられなかったものである。基地が集中している沖縄での問題と考えられるが、日本国内でも同じことが起こり得る。ぜひ自分事として捉えてほしい」と訴えられました。
【2日目(5月18日)】
 
②5.15平和行進
 2日目の午前は「5.15平和行進」に参加しました。宜野湾市役所前で出発式が開催され、宜野湾市立グラウンドまでの約 7.5キロを「沖縄に米軍基地はいらない」「米軍は沖縄から出ていけ」「沖縄の自然を返せ」等々、参加者全員がシュプレヒコールを掲げました。途中、右翼による妨害行為も多くありましたが、参加者全員で平和行進を貫徹しました。
 
③5.15平和とくらしを守る県民大会
 午後から開催された5.15平和とくらしを守る県民大会では、主催者挨拶(幸地一共同代表)、共催挨拶(染裕之フォーラム平和共同代表)、来賓挨拶(玉城デニー知事、新垣邦男衆議院議員、高良鉄美参議院議員、山内末子県議会議員)、連帯挨拶(新垣清涼普天間基地爆音訴訟団団長)、海外ゲスト(シンジェウク韓国基地平和ネットワーク)、平和行進団報告、大会宣言、閉会挨拶、が行われました。
【3日目(5月19日)】
 
④糸数壕見学
 3日目の午前は「糸数壕」を訪れました。糸数壕は、沖縄戦時中に住民の避難所や軍の地下陣地として使用された自然洞窟で、戦争が激化すると傷病兵の看護所(病院)としても使用されていた場所です。現地のガイドから当時の様子を説明いただきましたが、実際の現場で見聞きすることで、さらに戦争の悲惨さを感じることができました。
 
⑤ひめゆりの塔・平和祈念公園訪問
 ひめゆりの塔では、平和への祈りを込めて、全国の組合員の皆さんから作成いただいた折り鶴を献納しました。
 その後、平和祈念公園へ移動し、平和の丘・沖縄平和祈念堂・全学徒隊の碑・平和の礎(いしじ)等を周り、それぞれに込められた意味や平和への想いを学びました。
⑥総括集会
 総括集会では、3日間を通じて感じたこと等、感想が述べられました。感想では、「戦争の悲惨さを実感することができ、自分で感じたことを伝えていきたい」「基地問題は沖縄の問題とするのではなく、自分事として、日本の問題として捉えていく必要がある」「ガマの入壕や被害の実相を聞くことで、自分の生活している日常がいかに幸せか実感することができた」「過去を学ぶ機会はあったが、基地問題等の現在の問題を学ぶことができ、改めて考える機会となった」「沖縄の実相を見て感じることで二度と戦争をさせないとの思いを再確認できた」等が述べられました。
 続いて、「6組織平和の横断リレー」を行い、ヒロシマ・長崎へのバトンが繋がれたことを確認しました。最後に「がんばろう三唱」をして、平和行動は終了となりました。
前段集会(三谷実行委員長挨拶)
前段集会(奥井中央副執行委員長挨拶)
前段集会(基調提起)
県民大会①
県民大会②
糸数壕見学
ひめゆりの塔①
ひめゆりの塔②
平和祈念公園①
平和祈念公園②
総括集会
総括集会(平和の横断リレー)
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